白陵中の算数 令和8年度入試を解いた感想

白陵中は例年、入試後しばらくして学校ホームページに入試問題を載せています。今年はその掲載が例年より遅く、ようやく問題を確認できましたので、解いてみた感想を報告させていただきます。

私のブログにも同じ記事を載せますので、ブログのご閲覧もよろしくお願いします!

目次

問題概要と難易度(A~D:Dが最難)


大問1、計算3題と1行題1問 
→全体の難易度はB
大問2、図形問題(単問4題) 
→全体の難易度はB
大問3、場合の数(家族グループ分け)
→⑴A 、⑵B、⑶C
大問4、体積(水槽の深さ)
→⑴A 、⑵B、⑶B
大問5、和差算(過不足算)
→⑴A、⑵ B、⑶ アB、イC
大問6、旅人算(2ルート周回パターン)
→⑴A、⑵C、⑶D

解いてみた感想


大問1、「これで良いかな?」と不安にさせる数字の解答が何度か出てくる。計算手順の確かさだけでなく計算慣れもしておきたい。ここで神経を消耗すると後々で時間不足に追い込まれる。

大問2、きちんと練習を積んでおけば、恐らくどこかで見かけたことがある問題ばかりだろう。ただ、大問1と同様に、計算して出てくる答えが例年より若干細かく感じた。点取り問題でも普段から1回で解き切る練習が必要。

大問3、場合の数は出した答えの「たしかめ」が難しい。だからこそ、深い理解が必要な単元。注意深く問題文を読まないと勘違いしやすいが、練習を積んでおけば完答も難しくない。

大問4、直方体を組み合わせた立体問題は過去問を解いていれば耐性がついているはず。きちんと図示して解けばここも完答できるだろう。大問4に至るまでの計算の細かさでペースを狂わされていると、焦りでミスが出るかもしれない。

大問5、大問後半での過不足算は新傾向といってよいだろう。とにかく問題設定を落ち着いて読み取ること。⑴と⑵アは練習していれば対処可能だが、⑵イはかなり戸惑うだろう。

大問6、過去問と類似傾向の旅人算だが、数字が少し細かく、例年以上に難しく感じた。⑴は必ず完答したい。⑵については条件を整理して分かったことを解答に書き込み部分点は稼いでおきたい。

ポイントと来年の入試への教訓


大問1は例年以上に数値の細かい計算になった。過去問練習中心の受験生はテンポ良く解けなく焦っただろう。この傾向は来年も続くだろうから、今から難易度の高い計算練習をしっかり積んでほしい。

大問2の図形問題は例年通り満遍なく出題されていた。過去問だけでは絶対足りないので、普段使っている教材を繰り返し解いて穴がないようにしておくこと。

大問3と4で時間を要することなく解き切ることが合格へのゴールデンルート。大問3(場合の数)は普段から解答練習しておかないと説明不足の失点もあり得るので要注意。

大問5と6は手を出しづらい問題もあり、分かったことだけでもきちんと解答を書き、部分的を積み重ねる解き方にシフトしたい。

入試結果を振り返って

令和8年度入試の算数の平均点は58.8点で、前年の68.0点、一昨年の68.1点と比べて約10点下がっていた。今回の入試が難化した原因の一つに大問1、2における計算の手間が増えたことにある。受験生が計算して出した答えが、過去問練習であまり出てこなかった大きな分母だったり、小数第4位の解答になると、これ本当に正解なのか?と疑心暗鬼になるだろう。

全体的に思考力に寄った入試で、問題文から図示して解く機会が減ったように感じた。この傾向が来年以降も続くかは分からないが、新たな傾向として対策を練っていく必要がある。

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